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「 開かれし扉 」

「 開かれし扉 」

瞑想とは?(入門編)

最近はいろんな名前の瞑想が有るようで、その意味が解らなくなっているので、書いてみます。

瞑想 Meditation(メディテーション)を説明するのは難しい事です。

なぜならば、私達の言葉の中に 適切に表現する言葉が見つからないからです。

回りくどい表現になりますが、してみましょう。




私達がいつもしている事を「すること」としてみましょう。

テレビを見る、 本を読む、 絵を描く、 歩く、 食べる、 勉強をす

る、音楽を聴く、遊ぶ、考える、歌う、話す、笑う事、

以上は全部「すること」のグループです。



瞑想とは、「しないこと」のグループに入ります。

「すること」をやめた時、「しないこと」が始まります。




人々はいつも「すること」を止めません。

なにか、「すること」を求めます、話す、聞く、見る、考える。

生命エネルギーを「すること」に使い果たします。

「すること」に意味や意義を置き、やめません。

確かに「しないこと」は何も生み出しません。

だから本質に蓄積が始まるのです。





「すること」は意味を持つので、価値を作り出します。

「しないこと」は意味が無く 何も作り出しません。

その為 新しい意識に生命エネルギーが流れ出します。





瞑想は動こうとしません、見ようとしません、聞こうとしません、考えようともしません。

なにもしようと意図しない時、新しい世界に意識が動き出します。

それは「すること」からは生まれない、こころの領域へ動きだします。




さあ 始めて見ましょう。

最初は自我が抵抗します。

何の意味もない。(意味など求めていません)

こんな事に価値は無い。(すでに知っている価値は、存在しません)

時間の無駄だ。(無駄の意義をやがて知ります)

自我は「しないこと」をこばもうとします、それに理由を探します。

それにだまされない様に 座り続けます。






☆注意事項が有ります。

お酒の後にしない。

食後にしない。

背筋を曲げない、椅子を使ってもよい、(床に座る時はクッションをお尻の下に敷く)

瞑想を知るまでは、寝転んでしない。(睡眠瞑想は最初は禁止)

動いて良い、考えて良い、足を組まなくて良い。

以上は気をつけましょう。




続ける事が最大の利点です、長くではなく、繰り返す精神で行います。

すべての「しないこと」が出来たとき、瞑想が始まります。

それは新しい意識の流れです。

そこには、今まで習った価値や意味は必要有りません。

新しい理解と気づきが始まります。




そして霊的な意識の成長には身につけておく必要が有ります。

瞑想を身につけると、歩いていても、運転中も、食べても、眠っても、瞑想

は続きます、慣れなくてはいけません「しないこと」の意識を。

そして最後には生きる事自体「しないこと」に属します。

つまり 自我が考えたり 決めたり 行動したりしなく成ります。

「すること」は全体からの分離であり、断片化です。

ちぐはぐで、ばらばらな行動で、個人プレーでしかない事を知ります。

全体と共に生きる事は、「すること」を辞めた所から始まります。






それは 今日始める事ができます。

とてもシンプルな 在り方です。


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